【薬膳の基本①】『薬膳』ってなに?歴史と特徴
こんにちは!
薬剤師のユウです!
唐突ではありますが『薬膳』をご存知でしょうか?
最近ではファミリーレストランでも『薬膳〇〇』などのメニューもちらほら見かけるようになりましたね。
そんな『薬膳』ですが一体なんなのか・・・どんな人にオススメなのか?
「健康的な食事を意識したい」
「今後の病気の予防を意識した食事を摂りたい」
という方、必見!
今回は『薬膳』の歴史と特徴について解説していきます。
『薬膳』とは
①薬膳と一般料理の考え方
薬膳とは私生活で普段口にしている食事とは考え方が異なります。考え方として『健康を維持し、病気を予防する目的を持ったもの』です。
中国伝統医薬学(『中医学』と言われているもの)を基礎として考えられている料理なのです。
②薬膳の基本
薬膳とは先ほど述べたように健康を維持し、病気を予防するものです。薬膳を作るにあたって臓腑(五臓六腑)、要するに内臓含めた身体の働きに合わせて、食材・※中薬(生薬)を用いて、体のバランスを整え、健康を守る料理です。
※中薬:効能がある自然界の植物・動物・鉱物・海産物のこと
『中医学』と『薬膳学』の概要
薬膳は中国の古くから伝わる中国伝統医薬学(中医学)に基づくものです。
ちょっと小難しそうな話にはなりますが、中医学・薬膳学について簡単に説明します。
①中医学とは
中国では昔から哲学・天文学・地理学・文学等に密接に関連する高度な文明を築いてきました。そのひとつに、人体の生理・病理、病気の診断・予防・治療に関わる学問を中医伝統医薬学(中医学)と言います。
日本では※漢方医学・東洋医学だったり言われていますね。もしかしたらどこかで耳にしたこともあるかと思います。
※漢方医学・東洋医学:中国から伝来した医学をもとに日本で独自の発展を遂げた医学
②薬膳学とは
薬膳学とは※中医営養薬膳学の略称です。こらは中医学に含まれる内容になります。食材や中薬をもちいて、健康維持・増進、病気の予防・治療・回復を目指す学問のことを言います。
※営養:食物から養分を摂取後、消化⇨吸収⇨体内利用までの全過程をいう。栄養に少しだけ医療のニュアンスを結びつけた言葉
まとめ
いかがでしたでしょうか?
薬膳の考え方は至ってシンプルです。
要するに薬膳とは・・・
「食事を通して健康的な生活を維持・増進しよう!!」
って考え方なんですね。
今回はすごく簡単な説明をさせていただきましたが、次回はもう少し・・・もう少しだけ掘り下げて記事を書かせていただこうと思います。
薬剤師ユウの薬膳ブログに立ち寄っていただき、ありがとうございます。
それでは今回はこの辺で・・・